フジマル逝く

  • 2019.07.04 Thursday
  • 21:36

【めちゃくちゃ長いです。ここ数日の記録】

7/2より2週間弱、母と共に妹家族の住む小笠原父島に行くはずであった。

一番上の姪の卒業フラを観に行くためだ。これは彼女が小学生の頃から絶対に見に行くぞと決めていたイベント。

翌春に島を離れる高校三年生達が、白い衣装で踊るフラで、踊った後にそれまで育ててくれた感謝の意を込めて、親にレイ渡す。

これが物凄く感動するのだ。

 

と、ところが、ここ10日くらい、我が家の二匹いるうちの番犬のフジ丸の調子が非常に悪くなった。

足腰が弱まり、一度倒れると一人で起きれないので、尿意を催す度に「うおーん」と鳴く。

加齢でやせたとはいえ、まだ20キロはある。それを毎度呼ばれて行って抱き上げるのは結構大変なのだ。

そして食事も非常に偏食になった。毎回手を変え品を変え、一口ずつ口元に持って行かないと食べない。

心配なので何度か我が家で点滴も打ち、最後はステロイドを飲ませていた。

 

この状態、家族以外の人に頼むのは無理。大きい犬だし、

非常にプライドも高く人になつかないので、病院に入院させても途端に死んでしまうだろう。

最期を分かっていて置いていくのは忍びない。

 

という事で、私は涙を呑んで居残ることに決めた。

母はこの先いつ小笠原まで船で24時間かけて行けるか分からない。私はいつでも行ける。

先日母を竹芝まで見送ってきた。若干不安もあるが、それ以上にとても嬉しそうに去っていく母。

あ〜良かったなあと思った。

 

その夜は私は23時まで実家で過ごし、二匹で静かに寝ているのでそっと自分のアパートに戻った。

翌朝7時に行ってみると、案の定鳴いていた。

便尿を排泄したまま立てないでいた。それを心配そうにもう一匹のケリーは見ていた。

大急ぎで起こしてその場を掃除して、フジ丸も外水道で洗い、またパタリと庭に倒れた。

が、ちょっと落ち着いた様なので、一度自分のアパートに戻り、再び実家へ。ちょっと容態がマズい。

目を見開いている。あ、まずいなあと思ったが、その日はあいにく掛かり付けの獣医さんお休みの日。

ちょっと迷ったが、介護していて腰痛が再発したので、ちょっとでも運動したいなと思い、そのままにしてジムへ。

が、その間に近所のおばさんの見守る中、フジ丸は逝ってしまった。私が立ち去ってほんの30分位の間だったそう。

う〜ん、やはりそうだったか。嫌な予感は的中。

 

暫く遺体をそのままにしておくか迷ったが、湿度も高く暑いので、即埋葬する事に。20キロの遺体はかなり重い。

この大きさの穴掘るのも女性だけでは無理。

たまたまいつも仕事を手伝ってくれている力持ちの男性と連絡が取れ、速攻来てもらい穴を掘り埋葬する事が出来た。

結局の所、母を見送った翌日に逝ってしまった。正直もう少し早くに逝ってくれれば、

小笠原行けたのになあとは思うが、まあこれも何かの暗示。ここに一人で残って何かを学びなさいという事なのだろう。

 

1-2時間おきに「うおーん」と鳴くので、これを私一人で介護出来るのか、ちょっと不安もあった。

フジ丸も私に苦労かけないように早々と逝ったのかな、という気もしたり。

 

ふっと落ち着いて思い返せば、私が8年半のアメリカ留学から日本に引き揚げて、

当時飼っていた犬が亡くなり(その時も3か月間、毎日家で導尿していた)、それから直ぐに来たのがフジ丸だった。

なので私の引き揚げてからの16年間の歴史はずっとフジ丸が居たのだな。16年って、その家庭の一つの歴史ですよね。

私が生まれてから数々の大型犬を飼ってきたが、フジ丸はトップを誇る番犬でした。

泥棒を追い払った事も2度ほどある。彼に噛まれた人は数知れず。

庭を一通り回って点検するのが朝晩の日課。とても使命感の強い犬だったと思います。

良く我が家を守ってくれました。本当に有難う。お疲れ様でした。

 

そして番犬には決してなれない愛玩犬のケリーちゃんがポツンと一匹残されました。

ケリーちゃんが我が家に来た時にはフジ丸兄貴が居たので、一匹になるのは初めての経験。

どことなしか寂しそう。

私も犬の介護の為に予定を開けていたので、さあてこれから10日間どうしようかなという感じですが、

意外にアッという間に時間は過ぎてしまいそう。

まあ犬にしろ人間にしろ、やはり最期は大変ですね。介護が始まると家を空けられなくなる。

心身共に勝負だなと思いました。そして一人で抱えず、周り近所との連携プレー。

それには日頃から信頼関係を作る事は非常に大切だなと思いました。

 

 

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梅津美香プロフィール

ピアニスト&歌手 埼玉県生まれ。94年ジャズピアノを学ぶため単身渡米。 03年に帰国。その後はレストランやライブハウス等で弾き語りをする一方 ジャズピアノ、音楽理論、ボイストレーニングの指導にあたっている。 現在都内を中心に『必ず誰もが乗れるジャズライブ』をモットーにバンド活動を展開中。

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Cheek to Cheek 珈琲美学にて 2017.10.5

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